- ビーポーレン(「Bee=ミツバチ」+「Pollen=花粉」)とはミツバチが集めた花粉のことである
- ビーポーレンにはビタミンやミネラルを始めとした100~150種類の栄養素が含まれている
- ビーポーレンは錠剤やカプセルなどで摂取することをおすすめします
「ビーポーレン」というものを聞いたことはありますか?
ローヤルゼリーやプロポリスなどの言葉は聞いたことがあっても「ビーポーレン」は耳にしたことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。
実は欧米や日本国内でも注目されており、豊富な栄養が含まれているからもスーパーフードとも言われています。
今日はスーパーフードとも呼ばれるビーポーレン(花粉荷)について紹介をしていきます。
目次
ビーポーレンとは
ビーポーレンとは(Bee=ミツバチ)+(Pollen=花粉)という意味で、ミツバチが集めた花粉のことです。日本語では「花粉荷」と書きます。
ミツバチが花粉を固めて塊にして巣へ持ち帰って来たものです。これを唾液や蜂蜜と混ぜて巣穴(巣房)の奥に保管して発酵させて幼虫などの餌にしています。
発酵させたあとの塊はハチパン(ビーブレッド)とも言われています。
また、ビーポーレンからローヤルゼリーを作るため、「ローヤルゼリーの素」とも言われます。
しかし、一度巣穴に持ち込んでしまうと取り出すのがとても大変なので、多くのビーポーレンはミツバチが巣穴に入る前に集めています。
そのため、ローヤルゼリーや蜜蝋などのミツバチ自身が分泌した成分とは違って、集めてきた花粉の塊と言えるでしょう。
また、ビーポーレンは集めた花粉の花の種類によって成分が異なるので、同じ養蜂場の中でも時期や巣箱で含まれている成分も異なっていると言われています。
ローヤルゼリーについてはこちらにもまとめてありますので良ければご覧ください。
ビーポーレンに期待できる健康効果
ビーポーレンは非常に豊富な栄養成分を含んでいるといわれており、その種類は100種類とも150種類以上とも言われています。
糖類だけでなく、ビタミンA,B,C,D,Eをはじめ18種類のビタミンを含有しており、カルシウム、リン、カリウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなどミネラルが豊富です。さらに、アミノ酸約20種(必須アミノ酸9種)を含有し、必須脂肪酸を含む14種類の脂肪酸が含まれています。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど含有しているので抗酸化力が高いのも特徴です。
非常に栄養が豊富でバランス良く含まれているため、「パーフェクトフード」と表現されることもあります。
また、ビーポーレンを含む成分を摂ることで花粉症を抑制するという報告や抗酸化力があるためメラニンが出来るのを阻害してシミが出来るのを防ぐとも言われています。
はちみつの美肌効果はこちらにもまとめてありますので良ければご覧ください。
高齢男性の前立腺肥大などにも良い影響が出たとする報告もありますので、男女ともにそれぞれ健康への良い効果が期待できると考えて良いでしょう。
ビーポーレンのおすすめの食べ方
ビーポーレンはローヤルゼリーの素ということもあって、甘い香りで、味もほんのりとハチミツっぽい甘味があります。
しかし、人によっては苦味を感じる場合もありますし、産地や時期で集めてくる花粉が変わるため、香りや味も異なります。
また、ビーポーレンに含まれる成分は加熱に弱いと言われており、料理に混ぜずにそのまま食べる方が良いのですが、香りや味が特徴的なのでヨーグルトやスムージー、アイスコーヒーなどに溶かす方が食べやすいでしょう。
ビーポーレンの味や香りは特徴的なので、苦手という人もいます。そういう人はビーポーレンの錠剤やカプセルもありますので、そちらのほうがおすすめと言えるかもしれません。
ビーポーレンを食べる際の注意点
短期的な使用については安全ですが、花粉症を持っていた人が服用したところ、アナフィラキシーショックや息切れ、蕁麻疹などのアレルギー反応を起こしたという事例も報告されています。
食物アレルギーや花粉症をお持ちの方など、気になる方は掛かりつけのお医者様に相談した方が安心と言えるでしょう。
また、一度に摂取しすぎるのも良くないので、初めての場合は少量ずつ食べるようにしてください。
特に妊娠中の方や授乳中の方はビーポーレンがアレルギーの原因になる可能性があるため、摂らないようにした方が良いでしょう。
はちみつのアレルギーなどはこちらにもまとめてありますので良ければご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
今日はビーポーレンについてご紹介しました。
ビーポーレンはミツバチたちが集めた花粉ですが、多様な栄養をもっていることでスーパーフードとしても注目されています。
ただし、食物アレルギーや花粉症をお持ち方が食べる際にはくれぐれも気をつけてお召し上がりください。