- はちみつによってアレルギーを引き起こす可能性がある
- ひどい時はアナフィラキシーショックも起こり得る
- アレルギー反応が出た場合はすぐに病院へ行くこと
はちみつは栄養が豊富で、美容や健康に良い食品として注目されています。
しかし、はちみつを食べることではちみつアレルギーになってしまうことがあります。
アレルギーははちみつそのものではなく、はちみつに含まれる花粉や分泌物によって引き起こされます
今日ははちみつアレルギーの原因や症状について解説します。
目次
はちみつアレルギーの原因3つ
はちみつアレルギーにが起こる原因はいくつかあります。
原因① はちみつに含まれる花粉
はちみつアレルギーになる原因は、ヒスタミンの発生です。
そもそも花粉アレルギーになる原因が、体内の抗体が鼻や喉から花粉を追い出そうとして発生させるヒスタミンです。
ヒスタミンは体内から花粉を排除するため、涙や鼻水の分泌を促進したり、くしゃみを誘発させたりします。
はちみつには微量の花粉が含まれています。
それにより、重度の花粉症の方が微量の花粉に反応し、ヒスタミンの分泌が起こることがあります。
原因② 花の種類による
ハチははちみつを作るために、花から蜜を採ります。
その花自体にアレルギーがあると、はちみつを食べてアレルギー症状が出てくることがあります。
そばの花から作られたはちみつを、そばアレルギーの人が食べるとアレルギー症状が出るのは有名な話です。
原因③ 蜂の分泌物による
はちみつに含まれる、蜂が分泌した物質に反応してアレルギー症状が出る場合があります。
ローヤルゼリーと呼ばれる女王バチだけが食べられる栄養豊富な食べ物がありますが、この中に含まれる物質がアレルギーを引き起こす原因になることもありえるのです。
ハチに刺されることによって引き起こされるアナフィラキシーショックのような症状が出ることもあるため、過去にハチに刺されたことがある人は注意が必要です。
また、ハチの子を食べることでアレルギー症状が出ることがあります。
ハチの子から発生するアレルギーには、食物アレルギー、蜂毒アレルギー、甲殻類アレルギーの3種類があります。
はちみつアレルギーの症状
はちみつアレルギーは以下のような症状が出ます。
- 口の周りのかゆみや腫れ
- 口の中の粘膜に違和感を感じる
- 舌がピリピリする
- くしゃみや咳、鼻水が出る
- 腹痛や下痢
- 呼吸困難、アナフィラキシー
どれも薬で治るものではなく、あくまでも症状を抑えるための治療を行います。
しかし、あまりにも症状がひどい場合は注意が必要ですので、病院へ行きましょう。
はちみつアレルギーへの対策と注意点
はちみつアレルギーを起こさないための対策は、はちみつを摂取しないことです。
その他にも、はちみつに触れないことも大切です。
また、直接はちみつを食べたり触ったりしていなくても、加工食品にはちみつが含まれている場合があるので注意が必要です。
アレルギー症状が気になる方は、食べる前に食品などの原材料の確認をしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
はちみつには人の体にとって非常に良い効果効能があり、風邪のひき始めなどには市販薬よりもはちみつを食べることのほうが効果的だと科学的に証明もされています。
しかし、ここで紹介したようにはちみつのアレルギーを持っている場合や1歳未満の子供には、はちみつの摂取や塗布などは逆効果となってしまうので注意しましょう。
気になる方は医師などに相談して、適切なアドバイスを受けるようにしてください。
問題なければ、はちみつはスプーン1杯でも毎日食べることをおすすめします。