はちみつの賞味期限について

記事のポイント
  • はちみつには一般的に1~3年の賞味期限が設定されている
  • 純正はちみつならば変色しても食べるのに問題はない
  • はちみつはガラス瓶に入れて直射日光の当たらない常温の場所で保管する

皆さんが普段購入する食品のラベルには賞味期限が記載されています。
もちろんはちみつも例外ではありません。
今日ははちみつの賞味期限についてお話します。

はちみつの賞味期限はどれくらい?

はちみつに賞味期限はないとよく聞きますが、果たしてこれは本当のことなのでしょうか?
賞味期限がないとしても、購入したはちみつのラベルに賞味期限が表示されているのはどんな理由からなのでしょうか。
以下に見ていきましょう。

賞味期限とは?

そもそも賞味期限とはどういう意味なのでしょうか。
農林水産省ホームページの説明によると、

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
農林水産省ホームページ

とされています。
わかりやすく言えば、「美味しく食べられる期限」という意味になります。
全ての加工食品には食品の特性に応じて「賞味期限」「消費期限」のどちらかを表示しなければいけません。
ですので、食品衛生法では食品に賞味期限を設定する必要があります。

はちみつの賞味期限は?

はちみつは充てん後、1~3年を目安に設定されるのが一般的です。
江戸蜂蜜の場合、ビンに充てんしてから3年と設定しています。

賞味期限は風味をおいしく味わっていただく意味から、充てん後1~3年を目途に販売者個々の判断で決定しています。
一般社団法人日本養蜂協会ホームページ

はちみつが腐らない理由

はちみつは腐らないと言われていますが、それにはいくつかの理由があるようです。

水分含有量が少ない

はちみつは液状なので一見水分が多そうに見えますが、はちみつの水分含有量はおよそ20%程です。

カビや腐敗菌などの微生物が活動するには必ず水分が必要となりますが、含有水分料が少ないはちみつの中では、活動するのに必要なだけの水分を確保できません。
ですので理論上では微生物は蜂蜜の中では繁殖できないのです。
そのため、はちみつにはカビが生えたり腐ったりはしないのです。

糖度が高い

はちみつは、蜂が花の蜜を集めてその成分を蜂の体内酵素で分解し、羽で風を送って水分を飛ばして凝縮されてできたものです。
そのため非常に糖度が高く、はちみつの80%が糖分と言われています。

糖度が高い環境下ではバクテリアが繁殖できないのですが、これには浸透圧が関係しています。
一般的に、水分は糖分や塩分が薄い方から濃い方へと移動し、濃度を均等にしようとする習性があります。
そのため、糖度の高いはちみつに万が一細菌が混入したとしても細菌内から水分を吸収して殺してしまうため、はちみつの中では細菌は生きてゆけないのです。

痛みやすい食品を砂糖漬けや塩漬けにして作る保存食にはこの仕組が応用されています。

酵素が含まれている

蜜蜂は収集したはちみつを巣に持ち帰ると、貯蔵係の蜜蜂に口移しで蜜を渡します。
この時みつばちの唾液に含まれるグルコースオキシダーゼという酵素が蜜に混入します。
この酵素から活性酸素の一つである過酸化水素が発生することにより、強い殺菌効果が現れるのです。

これが菌の侵入と繁殖を防ぐ役目を果たすと言われています。

弱酸性だから

食品には、酸性やアルカリ性などの性質があります。
その中間である中性はph7で、この数値に近いと食品は腐りやすいとされています。
はちみつの場合、phは3~4という数値で弱酸性ですので、はちみつの中では細菌は生き残れないのです。

注意すること

純度が100%のはちみつは腐りませんが、添加物の割合によっては腐ってしまうこともあります。
添加物には殺菌力もない上に、添加することによって水分や糖度の割合が変わってしまうため、腐りやすくなってしまうのです。
原材料の欄に「水あめ」「液糖」という表示がある場合は、賞味期限を確認してなるべく早く消費するようにしましょう。

はちみつが変色している

しかし、はちみつは古くなると変色することがあります。

茶色くなっている

茶色く変色するのは、はちみつの糖分がキャラメル化したことが原因なだけなので、問題なく食べることができます。

キャラメル化とは、糖類が引き起こす酸化反応等により生じる現象で、調理において香ばしさ(もしくは焦げ臭さ)や焼き色(もしくは焦げ色)の原因となる重要な現象である。キャラメル化は作用の発現に酵素が関与しない非酵素的褐色化作用であり、発生する揮発性の化学物質がキャラメル独特の風味をかもし出す。

Wikipediaより引用:キャラメル化

黒くなっている

黒く変色した場合でも、問題なく食べられます。
黒くなってしまうのは、はちみつの糖とタンパク質が結びつくことにより起こる化学反応で見られる変色です。

白いツブツブが付いている

はちみつを長期間保存しているとはちみつの中に白い粒ができたり、白い塊ができたりすることがあります。
一見して、「カビかもしれない」と思われる方もいるかも知れませんが、これははちみつの特性によって生じる結晶ですので全く問題はありません。

お湯に溶かしたり瓶を湯煎でゆっくり温めることによって元の液状に戻すことができます。

注意すること

変色したはちみつは、食べても問題はありませんが多少風味は落ちるので、そのまま食べるよりも料理の調味料として使うことをおすすめします。

しかし、「水あめ」「液糖」が添加されているはちみつの場合は、腐っていたりカビが発生している場合があるので、成分表を確認してそのはちみつが純正でない場合は注意しましょう。

はちみつの結晶について

はちみつの結晶化について

はちみつの保存方法

最後にはちみつの保存方法についてお話します。

はちみつは、直射日光を避けて常温で保存しましょう。

冷蔵庫での保存は、白く結晶化する原因になるのでNGです。
(一般的にはちみつは15度以下になると結晶します。)

ガラス瓶で保存

はちみつを保存するときは既存のガラス瓶にいれておくことをおすすめします。
プラスチック容器に移した場合、容器の臭いがはちみつに移ってしまう場合があります。

プラスチック容器が長期保存に向かない理由として、空気中の水分を通してしまう点があります。
長期間にほんのわずかずつではありますが、内部に水分が入ることによってはちみつが発酵してしまうことがあるのです。

未開封の状態ではちみつが発酵してしまった場合は、容器が破損し中からはちみつが溢れ出してしまうというケースがあるのです。

冷蔵庫には入れない

冷蔵庫や冷凍庫のような温度の低い場所では、はちみつが結晶化してしまいます。
結晶化とは、温度が低い場所ではちみつの成分であるブドウ糖が白く固まってしまうことを言います。
また、冷蔵庫でなくても、14℃を下回る寒い地域や時期では常温でも結晶化することがあります。

結晶化したはちみつは品質には問題はありませんが、硬くなって使い勝手が悪くなったり、食感がシャリシャリするなど、変化してしまいます。
もとに戻したい場合は、40℃程度の温度で瓶のままゆっくり湯煎しましょう。
高温すぎると風味や成分に影響がありますので、注意が必要です。

高温の場所に置かない

はちみつに含まれている栄養素は45℃くらいから変化し始めて、65℃で完全に消えてしまいます
また、65℃以上になったはちみつは特有のとろりとした感触がなくなり、風味も香りも少なくなってしまいます。
未開封のものでも条件は同じですので保管場所には気をつけましょう。

はちみつをすくう時の注意点

「瓶の中のはちみつに緑色に変色している部分がある」
「いつもと違う臭いがする」

など、明らかに結晶とは違った色がついていたり、臭いに異変があるはちみつは、傷んで悪くなっている状態です。
はちみつの瓶の中にパンくずなどが混入したり、瓶に指を直接入れて舐めた場合は、水分や雑菌が入ってしまうため、傷んだりカビが生えてしまうのです。

はちみつを容器からすくう時には以下の点に注意しましょう。

  • 必ず清潔なスプーンを使う
  • パンくずや水分が混入しないように注意する

これらの注意点を守ることではちみつが傷んだり、カビの繁殖を防ぐことができます。

はちみつの保存方法

はちみつの保存方法

はちみつスプーンの選び方3つ

はちみつスプーンの選び方3つ

保存食として活用されている

はちみつは以下のような高い効果効能を持つことから、「保存食」「防災食」として活用されています。

  • 腐らない
  • 高い栄養価
  • 殺菌抗菌効果

この記事で紹介したように、添加物の入っていない天然はちみつは腐ることはありませんので、長持ちします。
また、はちみつはスーパーフードと言われているように、非常に高い栄養価があります。
吸収してからエネルギーに変わるスピードも早く、非常時の栄養補給に適しています。
さらに、殺菌・抗菌効果により災害時や非常時に雑菌の繁殖や予防をするために、はちみつを薬として利用することができます。

地震や台風などの自然災害が多い日本ですから、万が一に備えてはちみつを用意しておくことをおすすめします。

はちみつの栄養成分について

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はちみつが傷薬になる!?

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はちみつのカロリーはどれくらい?

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まとめ

はちみつの賞味期限は食品衛生法上1~3年程度と設定される場合が多いですが、そもそもはちみつは腐らないので、適切に保存することでそれ以上の期間保存し、食べることができます。
ただし、はちみつ以外の添加物が含まれていないか必ずチェックしましょう。

天然のはちみつを適切な方法で保存すれば腐ることはありません。
江戸蜂蜜では非加熱非加工の結晶化する生はちみつのみを取り扱っております。

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