マヌカハニーの選び方

マヌカハニーの選び方
記事のポイント
  • マヌカハニーには3つのブランドマークがある
  • それぞれの数値が殺菌力の強さを表している
  • 偽物も出回っているのでよく見極める必要がある

近年、健康維持に高い効果があるとされているマヌカハニーですが、実際に商品を手にとって戸惑う方もいるようです。
今日は、マヌカハニーの選び方についてお話したいと思います。

マヌカハニーの効果

目次

マヌカハニーのブランドマークについて

原産国であるニュージーランドではマヌカハニーは健康補助食品という側面があることから、偽物や低品質な商品の流通を防ぐためにも検査機関を通して厳しい品質管理が行われています。

市販のマヌカハニーには数値の表示がされていますが、品質を示す指標として「ブランドマーク」と呼ばれる規格が使われ、これが正規品の証となっているのです。

まずは、現在ニュージーランド政府が公認する「UMF」「MGO」「MGS」の3つのブランドマークの特徴と数値の見方について紹介しましょう。

UMF

「UMF (Unique Manuka Factor)」は、マヌカハニーの抗菌作用を示す規格として最初に生まれた元祖とも呼べるブランドマークです。

これは、1998年、マヌカハニー第一人者と言われるイギリスの生物学者であるモラン博士によって定められました。

モラン博士は、マヌカハニー特有の強い殺菌力を発見し、その成分を「マヌカ特有のユニークな要素」という意味の「UMF (Unique Manuka Factor)」と名付けました。

この成分が現在、「メチルグリオキサール」と言われている成分にあたります。
「UMF」の数値ですが、これはマヌカハニー特有の抗菌作用を「フェノール液」(医療用消毒液)と比較して設定されました。

例えば「UMF10+」というマヌカハニーの数値は、「フェノール濃度10%」と同等とされ、この数値が上がればそれだけ抗菌作用が高くなる、という具合です。

「UMF10+」以上のものは、「アクティブ・マヌカハニー」と呼ばれ、ニュージーランドでは医療の現場でも使われていると言われています。

MGO

「MGO (Methyl Gly Oxal)」は、ドイツのドレスデン工科大学のヘンレ教授が2008年に発見した抗菌成分で、これは「メチルグリオキサール」にあたるものです。

「MGO」のブランドマークは、「メチルグリオキサール」含有量を表示した規格で「マヌカハニー1kgの中にメチルグリオキサールが何mg含まれているか」を示しています。

例えば「MGO100+」の場合、「1kg当たり100mg」のメチルグリオキサールを含んでいるという意味になります。

前述の「UMF」マークと比較すると、抗菌作用が若干分かりやすく表示されるようになりました。
「MGO」の検査方法は、「UMF」よりも誤差が少なく正確で、さらにその検査体制もより厳密なものであるといわれています。

MGS

最後に紹介するのは、「MGS (Molan Gold Standard)」です。

「MGS」は、「UMF」を生み出したモラン博士が認定した最新の規格になります。
モラン博士は、マヌカハニーにおけるより正確な抗菌作用の指標確立を求めるため、2009年に新規格「MGS (Molan Gold Standard)」を成立させました。

博士自らの名前をブランドマークに入れることで、より高い品質の保証を印象付けるものとなりました。
「MGS」は、基本的には抗菌作用をフェノール液と比較した「UMF」と同じ測定方法ですが、従来のように単にUMF数値を測定するだけでなく、他にもいくつかの新基準を設け、純度や加熱処理、添加物の有無なども検査対象としています。

現段階では、マヌカハニーのブランドマークの中で最も厳格な規格とされています。

マルチフローラルとモノフローラル

マヌカハニーの中には「マルチフローラル」と表記されているものがあります。
これは、マヌカのはちみつだけではなく他の花のはちみつも含まれているという意味で、価格は比較的安価な傾向があります。

対して、「モノフローラル(ハイグレード)」という表記は、他の花のはちみつを含まない、純粋にマヌカの花のはちみつのみという意味で、高価なものが多いです。

用途に合った選び方

マヌカハニーに付けられた数値が、栄養価や抗菌力を表すものだということが分かりました。
次は、この数値から判断した適切な選択方法をお話したいと思います。

分かりやすいようにマヌカハニーの数値を以下の表にまとめました。
各数値の「効能」は、あくまで目安になります。

MGO UMF 効能の目安
30+ お試し用に
83+ 5+ 美容と健康のために
115+ 6+ 栄養補給のために
263+ 10+ 体調管理のために
400+ 13+ 体力低下時に
573+ 16+ 感染症予防に
700+ 18+ 殺菌と抗菌力を求める時に

手軽に楽しみたい

手軽に楽しみたい人には、「MGO100以下(UMF5+)」がおすすめです。

MGO100以下・UMF5+以下のマヌカハニーは低活性で、ランクの高いマヌカハニーと比べると、栄養価はあまり高くありません。

そのため、感染症予防ではなく日々の栄養補給としてマヌカハニーを使いたい人や、独特の風味が苦手な人におすすめです。

健康志向が高い

高活性のマヌカハニーよりも比較的購入しやすいのが、「MGO100~500・UMF10~12」の中活性マヌカハニーです。

医療目的で利用するほどのレベルではないため、日常的にマヌカハニーを摂取して健康維持をしたい人におすすめです。

医療用レベルの効果を期待したい

とにかく栄養価の高いマヌカハニーが欲しいという方は、充分な栄養効果のある「MGO500+以上・UMF15+以上」のものがおすすめです。

低活性、中活性マヌカハニーよりも価格は高くなるので日常的な使用というよりも、身体が弱っている時の栄養補給や、風邪が流行する時期の感染症予防におすすめです。

また、MGO800+以上の超高活性マヌカハニーはかなりの高価格帯となりますが、栄養価と抗菌力の高さを重視するのであれば試してみてはいかがでしょうか。

メーカーをチェック

慣れないうちは数多くのメーカーから選ぶことはとても大変です。

証明書や分析書はとても重要ですが、それらが表示されていたとしても、数値偽装がなされている可能性はないとは言い切れません。

本物のマヌカハニーを購入するためには、信頼できるメーカーを見定めましょう。
まずはUMFに加盟しているメーカーを選ぶのがおすすめです。
気になるマヌカハニーがあったらまずは、UMFハニー協会のホームページで調べてみましょう。

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