記事のポイント
- はちみつは直接皮膚に塗ることで傷薬になります
- 殺菌抗菌作用により、傷口に付着した細菌やウイルスの繁殖を防ぐ役割を持つ
- はちみつを塗った後はガーゼなどで皮膚を守りましょう
はちみつは食べるものという認識を持っている方が多いと思います。
実は、傷口に塗る傷薬としての役割もあるのです。
今日は傷薬としてのはちみつの活用方法を紹介します。
目次
傷薬としてのはちみつ
はちみつは傷薬にもなります。
使用方法はとても簡単。
傷口にはちみつをちょこっと塗るだけです。
ベタベタが気になるようでしたらガーゼを被せましょう。
はちみつを傷薬として使える理由
はちみつは糖度が高く、水分がほとんど含まれていないため、腐りません。
腐らないということは細菌が繁殖できないということです。
賞味期限は風味が落ちる期限を示していますが、はちみつはほぼ水分がないため、賞味期限が過ぎても腐ることはありません。
また、はちみつにはグルコン酸が含まれているため、殺菌・抗菌効果があります。
最近の研究では、はちみつに含まれるグルコン酸に加え、グルコースオキシダーゼという酵素が強い殺菌力を持つ「過酸化水素水」を作るために強い殺菌力を持つことが明らかになっています。
以上の理由から、傷口にはちみつを塗ることで殺菌できるのです。
また、同時に細菌が入り込んでも活動できないため、抗菌力で傷口を守ってくれます。
はちみつの抗菌力&殺菌力は傷薬としても大活躍するのです。