- はちみつが詰められている容器のラベルに「純粋」や「非加熱」が記載されているかチェックしましょう
- 輸入はちみつは輸送ルートや温度管理が把握できるものを選びましょう
- 農薬汚染リスクもあるため自主的に安全性を公表している養蜂家を選びましょう
今日ははちみつの選び方についてお話します。
はちみつの選び方と言ってもどんなはちみつが良いのか基準は人それぞれですが、ここでは「高品質な非加熱の純粋はちみつ」の選び方のコツをお話します。
目次
はちみつの選び方
純粋はちみつの記載
まず大前提として裏面ラベルなどに純粋はちみつと記載されているかチェックしましょう。
純粋はちみつとはミツバチの巣から採れたままのはちみつのことです。
つまり、人工的に手を加えられていない天然のはちみつです。
この時点で加糖はちみつや精製はちみつと記載されていたら注意してください。
それらは水飴や果糖ぶどう糖液、ショ糖などが加えられていたり、脱臭脱色されているものです。
もはやこれらははちみつ本来の栄養素が破壊されており、はちみつと言う名の単なる糖分です。
非加熱の記載
はちみつ本来の栄養や効果を享受するのであれば非加熱であることが重要です。
はちみつは40度以上で加熱されると、それに含まれるビタミンやミネラル、アミノ酸や酵素などの栄養成分が破壊されてしまいます。
非常に残念ですが、非加熱と謳っていても加熱されているはちみつがあるのも事実です。
そこで非加熱はちみつを見分けるコツを一つお伝えします。
簡単に言うと「結晶するかどうか」です。
非加熱はちみつは一般的に15度以下になると結晶します。
一方加熱はちみつは何度になっても結晶しません。
ただし、結晶のしやすさははちみつに含まれるブドウ糖の割合によって異なります。
(果糖が多いと結晶しにくいです。)
以下にその例を見てみましょう。
こちらは江戸蜂蜜の岐阜市産さくら蜂蜜です。
下の部分が少し白くなっています。
これが結晶です。
以下は江戸蜂蜜の採蜜日記( 2017.06.09 )です。
半分以上が白く結晶しているのがはっきりと見えます。
このようにはちみつが結晶していればそれは非加熱はちみつである証拠です。
ただし、同じ種類の蜂蜜でも結晶しやすさにばらつきがあることだけは頭の片隅に留めておきましょう。
透明度
天然のはちみつはミツバチが運んできた花粉や植物の繊維が入っています。
もちろん採蜜時にフィルターなどである程度ろ過をしますが、完全に取り除くことはできません。
逆に言うと、人工的に精製されたはちみつは不純物のまったくない透明です。
透明度が低いはちみつというのも一つの判断基準です。
※輸入はちみつについて
最近ではニュージーランドのマヌカハニーなど、海外の非加熱はちみつも人気です。
しかし、ここで注意点があります。
採蜜時に非加熱の状態であっても、輸送コストの安い船便で輸入された場合、赤道を通ると60度にもなり結果的に加熱されてしまうものもあります。
高品質の輸入はちみつを選ぶ際には日本に来るまでの輸送ルートや温度管理が把握できるものを選びましょう。
安心してはちみつを食べるために
これまでは、見た目で選ぶ上での基準をご紹介しました。
これらの基準を満たすはちみつは値段も比較的高く味も良いため、高級はちみつと言われています。
そして、このようなはちみつを手にする人たちは、本物の味やご自身のお身体への喜びを求めていると思います。
本来のはちみつ作りは、農地で散布される農薬汚染を避けるためにミツバチの巣箱を山地で保護することにより、農薬汚染のリスクを無くすための手間を掛けています。
作業をするためにはわざわざ山地へ行かなければなりません。
養蜂家の皆さんは、高級はちみつを求める人たちの思いに答えるため、このような非効率な工程を手間暇掛けてはちみつを作り上げています。
そのこだわりが良質なはちみつを生み出してきたのです。
しかし、現代の養蜂では作業を楽にするために農薬汚染のリスクを無視して巣箱を養蜂家も増えてきています。
ミツバチのエサに抗生物質を混ぜて投与したりすることもあるのです。
それにより発がん性の疑われる抗生物質がはちみつに混入し、それが人々の健康を脅かしている事実も存在します。
このようなはちみつは見ただけではわからないため、自主的に安全性を公表する養蜂家を慎重に選んでいかなければなりません。
江戸蜂蜜では「自然そのままの美味しさと品質」をお客様に届けるため、抗生物質を使用していない「国産の生はちみつ」にこだわって取り扱っています。
まとめ
高品質な非加熱の純粋はちみつを選ぶにはコツがあります。
記載されている情報や蜂蜜の透明度、結晶の有無など、これらのチェックポイントを意識しながら選ぶと良いでしょう。
江戸蜂蜜は国産の非加熱はちみつのみを取り扱っています。
ぜひご検討ください。