- はちみつには単花蜜と百花蜜の2種類のものが存在する
- 単花蜜とはほぼ1種類の花の蜜からなるもの、百花蜜は数種類の花の蜜からなるものを指す
- ミツバチが蜜を集めるのに「訪花の一定性」という習性がある
目次
単花蜜と百花蜜
純粋はちみつには単花蜜と百花蜜の2種類があります。
単花蜜(たんかみつ)とは、ほぼ1種類の花の蜜からなるはちみつのことです。
百花蜜(ひゃっかみつ)とは、数種類の花の蜜からなるはちみつのことです。
単花蜜は100%1種類の花の蜜とはならず、多少なりとも他の花の蜜が混ざってしまいます。
また、百花蜜は単花蜜をブレンドしたものも含まれます。
単花蜜と言っても、同じ花から採れたはちみつでも採蜜する場所や気候などによって味や色、香りが異なります。
はちみつはまさに自然ならではの産物です。
訪花の一定性
ミツバチには、はちみつを集める行動に関してある習性があります。
それを「訪花の一定性」と言います。
訪花の一定性とは、
- 発見した蜜源は蜜を取り尽くすまで通い続ける。
- 発見した蜜源を仲間のミツバチに知らせる。
このような習性のことです。
発見した蜜源は蜜を採り尽くすまで通い続ける
ミツバチは蜜源を発見すると、その蜜源のはちみつを採り尽くすまで通い続ける習性があります。
途中に他の花があったとしても寄り道をしません。
もし、その蜜源のはちみつを採り尽くしたら、別の蜜源を探して再びはちみつを集めていきます。
これが百花蜜となるのです。
発見した蜜源を仲間のミツバチに知らせる
ミツバチは蜜源を発見すると、巣に戻り蜜源の場所を教えます。
その教え方は「8の字ダンス」と呼ばれ、ミツバチが8の字を描くように飛ぶのです。
また、8の字ダンスが激しくなるほど大量の蜜があることを示します。
その8の字ダンスを仲間のミツバチが認識し、みんなで蜜源へと向かいます。
まとめ
純粋はちみつには単花蜜と百花蜜があります。
そして、単花蜜はミツバチの「訪花の一定性」によって集められます。
また、百花蜜はミツバチが単花蜜を採り尽くした後、さらに別の蜜源を探して別のはちみつを集めることによって出来上がります。
ミツバチが蜜源を知らせるための「8の字ダンス」はミツバチ同士でのコミュニケーション方法です。
これによって人間の言語のように意思疎通が取れるというのは非常に興味深いですね。